尿意に違和感がありませんか?
「尿が出にくい」「勢いがない」「途中で途切れる」「残尿感がある」などの排尿の悩み、40歳を超えた男性なら経験した方も多いはず・・・
これらは、前立腺の肥大によって尿道や膀胱が圧迫されて起こる症状の一部です。
前立腺は、男性の膀胱の出口に尿道を包むように存在し、精液の液体成分の一部を分泌する器官です。前立腺に良性のこぶが出来て、排尿障害を起こす病気を、前立腺肥大症といいます。熟年以降の男性に発生し、高齢化や食生活の欧米化に伴い、前立腺がんとともに日本でも年々増加している疾患です。
症状が進むと、尿失禁(尿を漏らす)や、尿閉(尿が出ない)、腎不全、尿毒症を起こすこともあります。
血液中の前立腺特異抗原(PSA値)を測定することによって、前立腺の状態を知ることが出来ます。PSAは、血液検査だけで測定できるので、前立腺がんの集団検診でも用いられる検査です。
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